Victoria Falls

スコットランド伝導士のデービッド・リビングストン(David Livingstone)が1855年11月16日に発見し命名した滝です。

ビクトリア滝はジンバブエ(Zimbabwe)とザンビア(Zambia)の国境のザンベジ川(Zambezi river)にあり、世界3大滝の中で最も雄壮で、1分当たりの落水量は世界一です。
 
ザンベジ川の水は崖のふちからこぼれ落ち、107メートルの深い裂け目をほとばしり、更に裂け目に沿って横にも飛んでいき、巨大な轟音を発します。飛び散ったしぶきは霧となって谷の裂け目にまとわりつき、幅1708メートルの大型のウォータースクリーンが目の前に現れます。道理で現地のマコロロ族(Makololu)が「Mosi–Oa–Tunya」(直訳:「The Smoke That Thunders」、「稲妻の中の煙」の意味)と呼ぶわけです。

乾季には、岩で6段に分けられた滝をはっきりと目にすることができ、力強い雄大な美景が現れます。対岸の国立公園からは、この6段のそれぞれに特色ある滝の激しく急な流れが眺望できます。4月から6月の増水期は、聞くところによれば霧が立ち込めて、かえって本当の姿が見えないそうです。ビクトリア滝公園(Victoria Falls Park):滝のエリアに網状の歩道が敷設され、うっそうと濃いジャングルの中を貫いていて、ジャングルの生態が破壊されないよう保護しています。また観光客を各スポットへ誘導し滝を観賞させています。みずみずしさ漂う熱帯雨林の歩道をゆっくり歩けば、アフリカの酷暑の天気もたちまち涼しく爽快なものになります。熱帯雨林を歩き、ジャングル特有の植物である黒檀木、シダ類、イチジク、つる植物及びさまざまな花卉植物を観賞することができます。
 

滝観賞スポット
 
(1) リビングストン像(Livingstone Statue):ここからビクトリア滝公園(Victoria Falls Park) 歩道の終点の「デビルスカタラクト(Devils Cataract)」を俯瞰すると、ザンベジ川の水がへりからまっすぐこぼれ落ちる様子が見えます。
(2) カタラクトビュー(Cataract View):滝エリア内で最も西側のスポットで、険峻な階段の底に位置します。角から直に落ちて震撼する悪魔の怒涛「デビルスカタラクト(Devils Cataract)」を感じることができます。 
(3) 滝本流(Main Falls):カタラクトアイランド(Cataract Island)とリビングストンアイランド(Livingstone Island)の間が滝本流です。 
(4) ホースシューフォール(Horseshoe Falls):リビングストンアイランド(Livingstone Island)の東側です。
(5) レインボーフォール(Rainbow Falls)
(6) デインジャーポイント(Danger Point):ザンビア一の峡谷を観賞できますが、展望台はびっしり苔が生えて滑りやすく、柵や壁がないため、その名の通り十分に危険ですが、壮観でもあります。ザンビアがはるか遠くに見渡せます。
(7) ザンベジブリッジ(Zambezi Bridge):ザンベジ橋(ジンバブエとザンビアを繋ぐ橋)は1904年に開通した的198メートルの長さの線路と道路の架橋です。驚異とスリルのバンジージャンプがあります

お勧めの遊び方
滝の全貌をはっきり目にしたいなら、必ず空中から俯瞰しなければなりません。落下した滝の下の水は再び合流し、絶壁の崖の幅約60メートルの欠けた箇所から流れ落ち、ザンベジ川の水は全部この細い口から流出し、駆け下っていきます。この短い出口から峡谷に出た後は、川の水はくねくねと絶壁の大峡谷を蛇行し、多くの急カーブを経て下流へと前進していきます。滝観賞には以下の3種類の方法もあります:
(1) ヘリコプター:飛行時間15分、写真が撮れます。
(2) 動力付きグライダー:夕陽とともに、ゆっくりと降下します。安全でスリルのありますが、自分で写真を撮ることができません。必ず鉄橋を越えてザンビアまで行かなければならないので、10USドルの費用を支払います。 
(3) ウルトラライトプレーン:動力付きグライダーに似ていますが、自分で写真が撮れます。
備考:ビクトリアタウンの民芸品露天市場へ行くと、伝統的なアフリカ手工芸の木彫り及び石彫刻の買い物を存分に楽しめますが、「値切る」ことをお忘れなく。USドルが比較的便利ですが、交換レートはかなり混乱しています。1:55または1:130、ひどい時は1:160です。夜は現地の仮面舞踊が観賞できます。