Mossel Bay

喜望峰と同様にヨーロッパ人の東方航路発見の上で影響を与えた重要な歴史の道標です。15世紀末、ポルトガル国王ジョアン2世(D.Juao II)は東方のインドへ通じる航路を見つけることを
決定し海外への覇権を画策しました。1486年有名な航海家ディアス(Bartolomeu Dias)をリーダーとする探険隊が派遣され、この種の船を使用し、アフリカ西海岸に沿って航行し、インドへ通じる航路を探索し切り開きました。
 

モッセルベイは喜望峰と同様にヨーロッパ人の東方航路発見の上で影響を与えた重要な歴史の道標です。

15世紀末、ポルトガル国王ジョアン2世 (D.Juao II)は東方のインドへ通じる航路を見つけることを決定し海外への覇権を画策しました。1486 年有名な航海家ディアス(Bartolomeu Dias)をリーダーとする探険隊が派遣され、この種の船を使用し、アフリカ西海岸に沿って航行し、インドへ通じる航路を探索し切り開きました。

1年以上の苦難の航海を経て、船隊は大西洋からインド洋へ向かおうという時、荒波に襲われ、船隊全体のほとんどが転覆し、ディアスが1488年に発見した岬は「嵐の岬」と命名され、その後、喜望峰と改められました。喜望峰を過ぎてまもなくポルトガル探険家・ディアス率いる2隻の帆船がこのモッセルベイを発見しました。当時真水を補給するために、モッセルベイに上陸し、海岸の窪みに清水が湧き出ているのを発見し、この時ちょうどキリスト教の聖ブライトの祝日だったので、彼はこの窪みの水に聖ブライトの泉と名付けたのです。
 

根や幹がからまり、うっそうと陰を作るオールドポストオフィスツリーは学名は実はFicus microcarpa(がじゅまる)といい、熱帯植物の一種で、乳状の物質を分泌します。オールドポストオフィスツリーの名前は1500年の時、ペドロという指揮官が、航海船を率いてここを通った時、長靴に詰めた手紙を、この木の下に置き、2年目に、一人の東イ。ンド艦隊の指揮官

 
に発見され、この1本の木がメッセージの中継点となっていたのです

モッセルベイはガーデンルートへの通り道で、モッセルとは実はイガイ、カラスガイの意味です。博物館にも多くの付近の海域で採れた豊富な魚類の標本が展示され、貿易船が沈没し海底に埋もれた骨董及び船上の器具、例えば当時ヨーロッパ人が極上品としていた中国磁器––明代江西景徳鎮の大磁の甕等があります。おちゃめな南アフリカ人とポルトガル人はディアスの南アフリカ発見5百周年を記念して、特別に1987年にディアスのと同じカラベラ船1隻を複製し、同じように西海岸に沿って航行しました。1988年 2月3日に南アフリカのモッセルベイに到着しました。現在はディアス博物館に展示されています。特にお勧めするモッセルベイへ行くツアーは必ずカラベラ船の乗船実地見学を指定しています。