ケープ半島の

ケープ半島のホウト湾ではヨットに乗ってアザラシ島に行き活発で楽しいアザラシの群れ及びサイモンタウン近くの膨大な数のアフリカペンギンの群れを観 
賞できます。彼らの野生的かつ彼らの十分かわいい捕食、育児、繁殖の生態を余すところ無く存分に見ることができ、けっして飽きることがありません。春も南アフリカでのホエールウオッチングのベストシーズンです。ケープ半鳥沿岸の南に鯨が勇壮に潮を吹き上げ、あちこちが非常に賑やかになります。昼食は海辺のレストランで大西洋の恵み・ケープロブスターを楽しむことができ、ケープ半島の自然で俗っぽさのないサファイア色の海岸でも美味しさを満喫して遊ぶことができます。

世界には約35種類のアザラシがおり、いずれもとてもかわいくて、賢く、面白いです。アザラシの聴力は水中のほうが水面よりもよく、鋭く音のする方向を判別できます。目は水面でも水中でも物が見え、水に潜っている時は、耳と鼻の穴をしばらく閉じて呼吸を停止することもでき、水の中で眠っているのも同様です。子供のアザラシは15分ごとに1回水面に浮上して呼吸します。大人のアザラシは30分に1回です。

メスアザラシは4歳前後で初めて妊娠します。オスアザラシは8歳から12歳でやっと発情し始め、交配期は毎年11~12月の間です。オスアザラシは交配期中、子孫を残すのに奔走し食事する暇が無く、体に蓄えた脂肪だけに頼って生きています。アザラシは受精から出産までおよそ1年の時間がかかります。一般的に1頭ずつ産み、子アザラシは1ヶ月半育った時に水に入って泳げるようになります。7ヶ月の時には自分で海の中で2、3日過ごして、より遠くまで泳げるようになります。ほとんどの8ヶ月になったアザラシはケープタウンからナミビアの十字湾まで、片道1千6百キロメートルを泳いでいけるようになります。 
 

 アザラシは魚、イカ、甲殼動物等を食べ、通常は水面で捕食し、水深36メートル以上まで潜ることは少ないです。泳ぐスピードは1時間で38キロメートルに
 
達します。アザラシの寿命は約20年で、オスアザラシは350キログラムほどの重さになり、長さは約2メートル半で、メスは1メートル70センチを超えるのは少なく、重量も113キログラム程度しかありません。

 l985年の報道によればドイカー島(Duiker Island)には1万頭近いアザラシがいて、ほとんどがオスであり、この島は理想の繁殖地とはいえないようです。それは島の岩石は鋭く尖っているので、子アザラシが怪我したり死亡しやすいからです。1月から3月にかけての間は脱皮期で、この時期島の上はアザラシであふれ返っています。誰も脱皮期には水に入って物を食べたくないのです。