平原上の広大な「テーブル」─ テーブルマウンテン

 多くの南アフリカの絵葉書によく見られるテーブルマウンテンは、ケープタウン市のシンボルです。一面平らな土地に海抜1086メートルの大きな山が聳え
ており、山頂はまるで刃物で削り取ったかのように平坦で、名前もそこから付きました。この山は威容堂々としており、ケープタウン市のどこからでも頭を上げると、天高く聳えるテーブルマウンテンが白い雲を幾重にも巻き付けているのを見ることができ、非常に霊気漂う山脈です。

テーブルマウンテンはケープ半島国立公園(Cape Peninsula National Park)のうちの一部で、南アフリカで最も名の知られた山脈です。頂がテーブルのように平らで、山の端からもう一方の端までの距離が3キロメートルあります。しかもこの山は1470種類を超える植物のゆりかごでもあり、そのうちの大部分はこの山ならではの品種で、例えば貴重なシルバーツリー(Silver Trees)、及び野生の蘭であるディサ(Disa Uniflora)等があります。

ハイキングが好きな方は上り、下りとも歩いていくことも選択可能です。さもなくば、ロープウェー(cableway)に乗って行くこともできます。ロープウェーは1929年に無数の旅行客に登山サービスを提供するために運営が始まり、1997年10月に全面的に建て替えられ、登山者に最も安全で優れたサービスを提供するよう心掛けています。上りの片道のルートはわずか6分で、途中の景色は鮮明で目を楽しませてくれ、頂上に登った後の景色はまたどれほど壮観だろうかと期待させてくれます! ロープウェーを下りて、あなたが最初に感じる感覚は風が非常に大きいことでしょう。但しあなたが美しい景色を見たいという気持ちには少しも影響しません。市全体の景色が目に収められ、空気も清々しく、気分がスカッと晴れわたる感があって満ち足りた気持ちになることでしょう。
 

登山が好きなあなた、テーブルマウンテンは絶対にあなたをがっかりさせることはありません。皆さんもMountain Club of South Africaを検索して登山活動 
の詳細にアクセスすることができます。但し非常に危険ですので、許可を得ずに勝手に登山をしてはなりません。